華道部の活動報告【令和３年度】

　本日の花材はクロメヤナギ、チューリップ（ミルクシェイク）、シレネ（サクラコマチ）の３種で、チューリップのピンクが春を感じます。１月から本校でお世話になっているＡＬＴのキャンディ先生が日本の文化にとても関心を持っており、今回活動に参加してくださいました。板谷先生より『春を感じるように、春の花壇をイメージして生けてください』とアドバイスをいただき、それぞれがとても素敵な作品を完成することができました。

　令和３年度最後の活動になりましたが、来年度も季節ごとのお花に触れ合いながら楽しく活動していきたいと思います。

　　　１・２年生の皆さん、進級おめでとうございます。

　３月１０日木曜日午後、１１日に行われる第３３回久喜北陽高校の卒業式準備で板谷先生のご指導の下、事務室・進路室前を飾る生け花・アレンジメント・壇上の大きなお花を完成しました。とても大きな作品は中々経験できないので、大変勉強になります。本校卒業生でもあるお花屋（COLORS）さんもアレンジメントの指導や全体のバランス等最後まで一緒にいていただき、本当にありがとうございました。コロナウィルスの関係で１・２年生の卒業式参加が無くなってしまったので、部員が一本一本心を込めて生けたお花で卒業式が開催されることは顧問としてとても嬉しいことです。

卒業生の皆さん、高校生活の３年間は本当にあっという間でしたね。これからも夢を持って元気にいつも笑顔でいてほしいです。ご卒業おめでとうございます。

２０２２年、新年が明けて初めての活動です。本日の花材は、ユキヤナギ、チューリップ（クリスマスドリーム）、スイートピー（ラベンダー）の３種。『ユキヤナギは動きがとても綺麗なので上手に活かし、春風を感じるように生けてください』と板谷先生。スイートピーの枝が細いので、ワイヤーを使って別の枝をつける技術を教えていただき、上手に生けることができました。いつもと違う感じの花器を選び生けたお花は、とてもかわいらしく、心が穏やかになり、コロナの日常を忘れる時間でした。　

次回は２月１日、ちょっと豪華にアレンジメントを行います。

２学期最後の活動は、クリスマスリース作りにチャレンジしました。用意していただいた材料は、サンキリース（土台）25ｃｍ、クリスマスリボン（お花屋さんの手作り）、ベル、ヒムロスギにクジャクヒバ、松かさ、シナモンスティック、スターアニス、サンキライの実、モミジバフウの実、麻ひもです。１年おきにリースとアレンジメントを行っているので、全員が初めてのリース作りでしたが、土台に細かく切ったスギとヒバを差し込みながらワイヤーで巻いていくのにずいぶん苦労していました。いつもより倍以上時間がかかりましたが、その分思いがこもった素敵なリースが完成しました。皆さん、素敵なクリスマスになると良いですね。　　　

メリークリスマス、そしてよいお年を！

　今回の花材は雲竜柳（白塗りラメ）、バラ（マダムレッド）、ヒペリカム（キャンディフレア）、銀葉アカシアの４種でクリスマスを感じる材料です。２年生は創作花で基本にとらわれない自由な感じで、１年生は基本の立態か創作のどちらかを選んで活動しました。創作花は、『焦点を高く、左右非対称を考えてお花を生けましょう』と先生からアドバイスをいただき、２個の剣山を使用して作品を完成していました。雲竜柳のラメがキラキラし、真紅のバラもとても高貴な感じを出し、ヒペリカムの可愛さと共に素敵な作品が完成しました。

次回は、１２月１５日（水）で今年最後の活動は、１．２年生初めてのクリスマスリースに挑戦します。

　今回の花材はサンゴミズキ、ストック（ローズアイアン）、スプレーカーネーション（アテネ）、銀香梅（ぎんこうばい）４種です。銀香梅はマートルとも呼ばれ、おめでたいお花としてウェディングブーケなどによく使われているそうです。花言葉は「愛のささやき」「高貴な美しさ」などです。とても香りが強く、アロマにも使うことがあるようで銀香梅の香りの中、１年生は初めて『並列』のお稽古をしました。剣山を横に２つ並べてまっすぐにバランスよく生けます。ストックのお花が立派で、どれも豪華な感じに仕上がりました。２年生はさすが慣れた感じで、センス良く作品を完成していました。　次回は１１月１６日です。

　本日の花材は、ユキヤナギ（染め）、カーネーション（カロラインゴールド）、オンシジウム（ハニーエンゼル）の3種でハロウィンカラーに近い感じで用意していただきました。いつも事前に板谷先生とカラーズさんで相談しながら季節を感じるお花を選んで頂き、ありがとうございます。1年生は基本の『立態』で先生より『角度や枝の長さの比率やお花の角度（非対称）を意識しながら、上にすーっと太陽に向かって立ち上るように生けてください。』とアドバイスをいただき、枝を比較したり3本のカーネーションのお花の大きさを見て生ける場所を決めたりして作品を完成していました。2年生は、『半傾斜型』に全体のバランスを見ながら自由に個性を出しながらセンス良く生けこみました。

赤く染め上げたユキヤナギの枝がカーネーションを囲み、オンシジウムが全体を華やかにしているような感じを受けました。

次回は11月２日です。

９月の文化祭展示で３年生が引退し、本日より１・２年生での活動がスタートしました。本日の花材はトキワマンサク・ケイトウ（アーリーローズ）・リコリス（オーレア）の３種です。９月の緊急事態宣言で分散登校になっていたため、前回の活動が無くなり１か月ぶりの活動です。１年生は基本の復習で『立態』、２年生は『斜態』でお稽古をしました。

　基本の1年生は、剣山を縦に置き、まず枝を３か所に挿してからケイトウを真ん中に、リコリスは全体のバランスを見ながら場所を決めて、それぞれが自分らしく作品を完成させました。花材の色味が秋らしく、お花を見ながら心穏やかな時間を過ごしました。次回は１０月１２日（火）です。

９月１０日（金）・１１日（土）の２日間、久喜北陽高校文化祭『光陽祭』が校内祭ではありますが、２年ぶりに開催されました。９日の木曜日に生徒会役員を除いた１６名が花材を見ながら花器を選び、板谷先生指導の下、生けこみを行いました。校内祭ということで、毎年人気のミニアレンジメント体験は中止となり展示だけとなりましたが、３年生の最後の作品を文化祭で展示することができ本当に良かったと思います。作品を見に来ていただいた生徒さん、先生方、ありがとうございました。これからも地味に楽しく活動していきます。３年生の皆さん、３年間お疲れさまでした。これからも季節のお花に触れて笑顔を大切に！

　１学期最後の活動日は、フラワーアレンジメントを行いました。花材はヒマワリ（サンリッチオレンジ）、バラ（フェスティボ・ソラーレ）、カーネーション（エルメスオレンジ・エルメス黄）、カスミソウ（スターマイン）、レザーファニの５種でとても豪華な花材です。１年生はアレンジメントが初めてということもあり、先生のお話を聞きながら一本一本丁寧にお花を挿していましたが、出来上がりを見るとどれも初めての作品とは思えないほど、上手に完成していました。いつもなら文化祭で行うミニアレンジメントの練習もやっていますが、今年の文化祭は校内祭のため、ミニアレンジメント体験が出来ないのでとても残念です。３年生は、９月の校内文化祭での作品展示が最後の作品になるので、個性豊かな作品で文化祭を盛り上げましょう。楽しみにしています。